永遠の幸せを
私と潤子さんの間で、板挟みになって苦しむ圭吾のコトを考えると何かせずにはいられない。




場所を変え、人気のない階段の踊り場へ。




「私に話って何?」




「どうやってウチの新を取り入ったのよ!!」



「私は何も…」




「…新は私の子供よっ!!どうしてママである私よりもあんたの方が好きって言うのよ」




「それは貴方が…新君を放置して…噂は知っているのよ。潤子さん貴方は…身体で営業成績を上げているでしょ?」




「何を根拠に?」



「先月の名古屋の出張だって嘘でしょ?」



私はチームの出張精算の事務をしていた。

潤子さんから出張費の請求の申請は貰っていない。



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