永遠の幸せを
「それよりも…貴方に話があります」



吉良が俺をICUから連れ出した。



「俺に何の用ですか?」




「…貴方の妹さんのついての話です…社内で噂になっていまして・・・」




「潤子が何をしたんですか?」




話を引き延ばす吉良を性急に問い質す。




「…彼女は取引先で…禁止されている接待をしていまして・・・」




「接待?」




「…枕と言えば…分かりますか?」



吉良はオブラートに包み、最低限度の言葉で俺に説明した。


それでも十分…俺には分かった…



< 196 / 258 >

この作品をシェア

pagetop