永遠の幸せを
数多の星の中でも、一段と輝く者だけが入るコトの許される会員制の高級BAR。



こうやって優雅にカウンターのスツールに座ってカクテルを飲む私もその一人。



桐生美紅(キリュウミク)27歳



私の父親は兄貴たちに会社を任せて政財界に進出。

国会議員となっていた。


狙うのは総理の椅子らしい。

父の野心には頭が下がる。



私の隣に座って来たのは薄い縁なし眼鏡の男性。

推定年齢は30歳前後。


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