永遠の幸せを
私は彼と出会ったBARに急いだ。


カウンターに座る彼の背中の見て安堵の息が漏れる。



上がった息を整え、乱れた髪を手櫛で綺麗にして彼に近づく。



何で…こんなに必死になるんだろう…



どんな男が来ても動じない…



一晩だけしか付き合わない女だったのに___



呼吸を整えても、心臓は高速に高鳴り身体を熱くしていく。




「!?」


私の気配に気づき、諏訪部さんは振り返る。







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