永遠の幸せを
「ゴメンなさい…同じ部署の社員同士が結婚するコトになって…彼女の方が寿退社するからその送別会で・・・」



「…必死だな…俺が怒ってるとでも…思ってる?」



「違うの?」



「…君に気遣われると俺の方が気を遣うよ」



「私は別に貴方を気遣って何てないわ」


私は彼の隣のスツールに腰を下ろす。



「少し髪が乱れてる…」




彼の指先が頬にかかった横髪に触れた。
それだけで顔に熱が集まり、気が遠のく。



「顔が赤い…どうした?熱でもあるのか??まぁ、俺は医者だから…後で診てやるよ」







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