永遠の幸せを
「…吉良は諏訪部美紅を本当に何とも思ってない」


キッチンに居た長身の男が吉良の背後に立って手で口を塞いだ。

「うぐっ…くる…しい・・・」


「俺たちは彼女の父親・桐生捺議員に頼まれたシークレットサービスだ!!」



「お前らが『ジーザス』のMRじゃないのか?」



「シークレットサービスは副業でしている・・・」




「・・・じゃあ、別に…美紅のコトは?」



「何も思っていない…お前の勘違いだ…」



吉良の口を塞いでいた手をどけた。



「…酷いなぁ…」



「変なコトを言おうとしたお前が悪い…」



俺の勘違いだったのかよ・・・


一人で嫉妬して熱くなってる俺は超カッコ悪かった…


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