永遠の幸せを
《22》新たな出会い
ー美紅side-
新君が入院して2週間ーーー・・・
無菌室から出られない日々が続く。
胎動を感じて妊娠5ヵ月目に突入した。
私は少しだけ出た下腹部を見つめ、赤ちゃんの存在を自覚する。
圭吾が日勤の時は車で、会社の近くまで送迎してくれた。
なるべくは妊婦の私を満員電車に乗せたくないのが圭吾の心情。
本当に…圭吾は心配性なんだからーーー・・・
信号待ちで車が停まった。
「…俺のコト見てるけど…顔に何か付いてるか?」
「…圭吾って心配性だなぁと思って…」
「…当たり前だろ?俺の子供だぞ。美紅が産休に入るまで続けるからな」
無菌室から出られない日々が続く。
胎動を感じて妊娠5ヵ月目に突入した。
私は少しだけ出た下腹部を見つめ、赤ちゃんの存在を自覚する。
圭吾が日勤の時は車で、会社の近くまで送迎してくれた。
なるべくは妊婦の私を満員電車に乗せたくないのが圭吾の心情。
本当に…圭吾は心配性なんだからーーー・・・
信号待ちで車が停まった。
「…俺のコト見てるけど…顔に何か付いてるか?」
「…圭吾って心配性だなぁと思って…」
「…当たり前だろ?俺の子供だぞ。美紅が産休に入るまで続けるからな」