永遠の幸せを
私は冷たい水をゴクゴクと飲み干して、精神を集中させる。



いつもの私を取り戻さないと…いつまでも…主導権は彼の手の中。




「そうピリピリするな。生理か?」



「ち、違うわよ!」



「…別に用があるならドタキャンしても良かったじゃないのか?」



「貴方を待ちぼうけさせるようなコトはしたくないわよ」



「…俺を探してくれた…姫様には褒美をやらないとな」



「…別に…たまたま…見つけただけで…探したりはしてない」



「じゃあ~どうして俺を見つけたと言った?凄く…喜んで見えたけどなぁ」



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