永遠の幸せを
潤子さんは新君の病に狼狽したけど。



今は新君の為に必死に尽くしていた…




「…新の辛さはわかってる。でも、ちゃんと栄養を取って体力を蓄えないと…感染症にかかったら」



潤子さんは廊下に置かれた配膳のワゴンにお膳を戻しながら、ポツリと呟いた。




ママとしての子を思う切実な願いだったーーー・・・




「…妊娠中なのに…色々と気遣わせてゴメンなさい」




「いえ…少し気分転換にカフェで休憩しませんか?」




「え、あ…」






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