永遠の幸せを
わがまま放題の妊婦の美紅もようやく、分娩台に上がった。
女って痛みには強いはずなのに、美紅は弱かった。
俺が励ますけど、何度も弱音を吐き、助産婦・佐藤さんに終いには怒られる始末。
真夜中過ぎて0時12分…女の子が誕生した。
「すっきりした・・・」
トイレから出てきたような感想。
「もう少し感動しろよ!」
眼鏡を外して泣いている俺が恥ずかしい…
「感動してるって…」
佐藤さんが白いタオルで包まった赤ちゃんを美紅の顔のそばに連れてきた。
僅かに開いた瞳。
真っ赤な顔。
小さな指に手。
「諏訪部先生…どーぞ」
俺が美紅よりも先に生まれたての赤ちゃんを抱っこした。
女って痛みには強いはずなのに、美紅は弱かった。
俺が励ますけど、何度も弱音を吐き、助産婦・佐藤さんに終いには怒られる始末。
真夜中過ぎて0時12分…女の子が誕生した。
「すっきりした・・・」
トイレから出てきたような感想。
「もう少し感動しろよ!」
眼鏡を外して泣いている俺が恥ずかしい…
「感動してるって…」
佐藤さんが白いタオルで包まった赤ちゃんを美紅の顔のそばに連れてきた。
僅かに開いた瞳。
真っ赤な顔。
小さな指に手。
「諏訪部先生…どーぞ」
俺が美紅よりも先に生まれたての赤ちゃんを抱っこした。