永遠の幸せを
私の車のある駐車場に向かう。




「寒いね…」



季節は2月ーーー・・・


分厚いグレーの雲で覆われた空からは紙ふぶきのような粉雪が落ちてきた。



「雪だぁ!!」



久しぶりに外に出た新君ははしゃぐ。


私はしっかりと明都の身体の上にベビー毛布を掛けた。




「私…原先生と結婚する」



「おめでとう。潤子さん」



「…見た目は・・・でも、頼りになるわよ」



ずっと、原先生は二人の闘病生活を支えてくれた。



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