永遠の幸せを
このBARに彼女が来ると男が群がり、口説きにかかる。
ちょっとした彼女のハーレムが出来上がった。
俺はそんな光景を遠目で眺めるだけ。
俺も忙しい身。
BARにいつも行ける仕事じゃない。
田中教授は俺の外科の腕を高く評価してくれていた。
外科の腕の上達は経験値に深く関わり合う。俺は外科医としてもっと極めたくて努力を重ねた。
でも、田中教授に盾に付いた為…疎まれ、外科医局で孤立した。
俺を必要としてくれたのは、小児科医不足で悩む小児科医局だった。