永遠の幸せを
一人でカクテルを飲む彼女に声をかけられたのはほんの偶然だった。


「チャージ」


俺は彼女の唇にキスを落とす。 


ずっと…美紅に会いたかった…


なのに、メールを打つ暇さえない激務。



ほんの束の間の休息を終え、医局に戻っていく。



理想の女だしてもーーー・・・



彼女は・・・




あいつの父親は『建設業界のディアボロ』



強引な地上げでどんどんと高層ビルやマンションを建てた男。


中年のオバサマたちには人気はあるけど…俺はスキじゃない。



自分から連絡しないのは俺のプライドだ。



俺に惚れてるはずなのに美紅もプライドの高い女なのか自分から連絡してこない。


意地に張り合いが続くと自然消滅しそう予感がする。







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