永遠の幸せを
待つコト1時間…


ようやく、診察に漕ぎ着けた。



「!?」



諏訪部さん、私の顔を見た途端…眼鏡の奥の瞳が一瞬、動揺した。


「…今日はどうしたのかな?」


それはほんの僅かで普段通りに診察を始める。



瑠果は嫌がる美果ちゃんを膝に抱っこして診察椅子に座った。


私は二人の後ろで諏訪部さんを観察する。


でも、彼は私を完全に無視して、美果ちゃんの診察をした。



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