永遠の幸せを
「…桐生令嬢はいつも何してるの?」


「…別に貴方に訊かれる筋合いはないけど」



「…俺は君に会いたくて来たんだ…」


諏訪部さんのストレートな口説きに鼓動が大きく弾んだ。

この好かない図々しい男にときめくなんて・・・酔ってるの?私。


まだ、カクテル1杯しか飲んでないのに。


私は心を落ち着かせようとスツールを立ち上がる。


「気を悪くした?帰るの?」


「別に…メイクを直しに行くの…」

< 5 / 258 >

この作品をシェア

pagetop