永遠の幸せを
実はまともな交際をしてこなかった私。



彼氏と呼べる人は諏訪部さんが初めて。




仮眠用の狭く固いベットで二人で横たわった。


肌蹴たシャツの隙間から見える彼の胸板に私は頬を押し付ける。



「そんなにくっつくな」



「でも、落ちそうなんだもん・・・」



諏訪部さんは私の身体を離して、ベットから降りた。


私も彼の行動に弾かれ、身体を起こす。

彼はロッカーから取り出した白衣を私の柔肌に着せる。




「穴が開いてるんだ。縫ってクリーニングに出しておいてくれ」


「えっ?」


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