永遠の幸せを
私はBARのパウダールームの鏡で顔を覗き見る。



私…そんなに物欲しげな顔をしてたのかな?


バックから煙草とライターを取り出した。

戸惑う心を静めようと煙草を吸う。



諏訪部さんの言葉通り…私はBARに来ては男を食ってる。

でも、私の求める男はここにはいない。


彼らの見てるのはお父さんの財産であり栄光。


自分の地位や名誉の向上の為に私を利用しようとしているだけ。



私は私を見てくれる人を探しているーーー・・・


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