永遠の幸せを
「…わかってるわよ。私と結婚してお父さんに近づきたいってコトくらい」



今までの男と違うのは自分の目的を私にハッキリと伝えているコト。


そして、私が彼に惚れてるってコト。



でも、私を見てくれていないのは悲しい。

利用されてるコトと理解しながらも…利用されようとしている私。


惚れた弱みだーーー・・・



「ちゃんと俺は君を見てる…君は綺麗で仕事が出来る…努力家だ…MRとしても常に勉強してる…きっかけはお父さんかもしれないけど。俺は君を見て…ちゃんと評価してるつもりだ」



「…諏訪部さん・・・」



諏訪部さんはカボチャの煮物に箸を伸ばす。


< 64 / 258 >

この作品をシェア

pagetop