永遠の幸せを
私の大変さなんてわからない。



仕事の苦労を知らない。




「美…紅」


お母さんは悲しそうに私を見つめる。




「ゴメンなさい…」


圭吾との別れに未練を残して、仕事に手がつかない日々が続く。


立て続けにミスを犯して…上司に咎められ…



圭吾に出会って、私の仕事のスタイルが崩れていた。



「病院には行きなさい…お母さんが付き添ってあげる」



「・・・」



私の選んだ病院は東亜だった・・・


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