3秒小説
ひゃくきゅうじゅう


玄関からガリガリガリガリという音がして、夜中に目を覚ました。


ドアの魚眼レンズから外をのぞくと、


サラリーマン風の男のひとが、歯で私の家のドアを削っていた。


目があった。

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