3秒小説
にひゃくごじゅうご


友達が、肉を売りだした。


ブランドバッグが欲しくて、小遣い稼ぎのために、人肉買いに自分の肉を売っているのだ。


友達の体は、いま、あちこちがえぐれている。頬の肉もえぐれて、奥歯が剥き出しになっている。


「いーじゃない。誰にも迷惑かけてないから」
と友達は言う。

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