3秒小説
にひゃくはちじゅう


弟が部屋で首を回していた。ものすごい勢いで。


わたしが止めようとすると、突き飛ばされた。



「ずっと回さなくちゃ。でないと」



眼球を変なふうに動かしながら、弟は首を回しつづけた。




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