3秒小説
にひゃくはちじゅうに


朝、家を出ようとしたら、ドアが開かなかった。


「・・・・・・ひ」


ドアの隙間から、長い髪の毛が何本も何本も何本もこちらにはみだしていた。


全身に大量の髪の毛を持つ何かが、いまドアの外にいる。




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