3秒小説
よんひゃくななじゅうご


日曜日の昼、街中で、泣きじゃくる5歳くらいの男の子が、母親に引きずられながら歩いていくのを見た。


歯医者に連れて行くところかな、なんて思っていたら、男の子が、


「ギロチンはいやだ」


とかすれた声でつぶやくのが聞こえた。

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