3秒小説
ごひゃくにじゅうなな


夜、道路の真ん中に、赤い手形がひとつ、ついているのを見つけた。


なぜか引き寄せられるものを感じて、わたしはその手形に触ってみた。


すると、手が道路にへばりついて、はなれなくなった。



トラックが走ってきた。


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