3秒小説
ろっぴゃくにじゅうさん


朝起きて、キッチンへ行くと、舌が暴れていた。


窓から、何か巨大な生き物の舌がねじこまれていて、キッチンのテーブルや戸棚をなぎ倒していた。


舌に触れてしまった妹の顔が、溶けはじめていた。



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