3秒小説
ろっぴゃくはちじゅうよん


林間学校で行われた肝試しのあと、クラスの人数がひとり増えていた。


誰が増えたのか分からず、そのクラスは、ひとり増えたまま、卒業式を迎えた。




そのあと、体が腐りはじめて、あ、増えたのはわたしだと気づいた。

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