3秒小説
はっぴゃくろくじゅう
深夜、ベッドの近くから、
「頭がないよう、頭がないよう」
という子どもの泣き声が聞こえた。
そのあと、耳元で、にごった声が
「あんたのくれよ」
「頭がないよう、頭がないよう」
という子どもの泣き声が聞こえた。
そのあと、耳元で、にごった声が
「あんたのくれよ」