3秒小説
きゅうひゃくごじゅうご
深夜、突然、電話が鳴った。出ると、息の荒い声で、
「いたいの、おまえも」
と聞こえてくる。
部屋の隅の闇から、ハサミの音がした。
「いたいの、おまえも」
と聞こえてくる。
部屋の隅の闇から、ハサミの音がした。