3秒小説
きゅうひゃくごじゅうなな
目の前で、顔を真っ白に塗りつぶした女が、注射器を持って立っているというのに、眠い。どう考えても危険なのに、なぜかすごく眠い。
おそらくこの女の力かと思いながら、わたしはまぶたを閉じた。
その瞬間、まぶたの上から注射器の針を突き刺された。
おそらくこの女の力かと思いながら、わたしはまぶたを閉じた。
その瞬間、まぶたの上から注射器の針を突き刺された。