3秒小説
きゅうひゃくごじゅうきゅう
まだ四歳の妹が、夜中、時々、
「台所に顔がいるの。大きな顔がいるの」
と言って大泣きする。
翌日の朝、台所の床がたくさんの唾液で汚れている。
「台所に顔がいるの。大きな顔がいるの」
と言って大泣きする。
翌日の朝、台所の床がたくさんの唾液で汚れている。