ヤンキー君と異世界に行く。【完】
そんなふうに黙られたら、あたしも何も言えないじゃない。
ああ……。
まだ、1回目はよかったんだ。
まだお母さんは、あたしに期待してくれてたから、お説教したんでしょう?
でももう……お母さんはあたしに絶望しちゃったんだね。
あたしになんの期待もしていない。
このまま同じ電車に乗らなくても、気づきもしないんでしょう?
このままあたしが線路上に寝転んだって……。
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