【BL】君の描く世界
「叶斗」
授業後直ぐに呼ばれた僕の名前
聞き慣れたこの声
あぁ、鷹だ。
「何があっても俺はお前の味方だ。1人で狂うんじゃねーぞ」
ポンポンと僕の頭を叩く
「有難う」
和やかな空気が鷹との間に流れる
ーーーーのも束の間
その空気は一瞬のうちに消え去った
「何してんの?」
少し冷めた尖りを帯びた声色で
綺麗で優しい、皆が見惚れる様な笑顔を浮かべながら
貢が僕に問いかける
でも僕には分かる
貢がかなり怒ってるって事くらい
「なにもねーよ」