ずっと大好き…この恋は永遠…
急に表情と話題を変えたみのりに少し納得いかなげに黙っていた浅井だったが、見つめてくるみのりに渋々口を開いた。
「んー…
別にねぇな」
「そっか、いいなぁ。
それより、結婚式来週だよねっ
あたしちゃんとできるかな…」
うれしそうに…でも心配そうに表情を歪めるみのりに、浅井がふっと笑みをこぼす。
「大丈夫だよ。
ただ黙って笑ってればいいだけだから」
「どうしよ〜…
ヒールとかで転んじゃったら…
…ヒール履いたら浅井さんの身長ぬかしちゃったりして」
「…みのりが転んでもオレ助けないから」
みのりが口を尖らせたのを確認してから、浅井がみのりのおでこをつついた。
「ヒールは5センチくらいまでにしとけよ?
朝迎えに行くから」
浅井の言葉と笑顔に、膨れていたみのりの顔に笑みが戻る。
「うんっ
楽しみだねっ」
部屋の色が、青から黄色に変わっていく。
遠くを走る電車の音を聞きながら、もう一度キスを交わす。
泊まりたくなってしまう気持ちを抑えてベッドを出ると、小さくため息をつく浅井に気付いて…
同じ気持ちでいる事に、みのりが笑みを浮かべた。
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