ずっと大好き…この恋は永遠…
共犯者
「共犯者だな」
落ち着いたみのりに、浅井がカフェオレの入ったマグカップを渡した。
いつもならソファで待ってるみのりが今日は浅井の傍から離れようとしなくて、そんなみのりに浅井が笑みを落とす。
「共犯者?(笑)」
みのりがマグカップを口に運びながら浅井の手元を見つめる。
コポコポと音を立てて、ブラックのコーヒーが浅井のマグカップに注がれた。
「そ、共犯者。
オレとみのりはずっと一緒に逃げ続ける」
「何から逃げるの?
逃げるとかってカッコ悪いよ(笑)」
浅井がコーヒーを飲みながらみのりの言葉に目を細めて笑う。
テーブルもソファもあるのに、キッチンで立ったままぴったり並んでコーヒーを飲む。
なんだか新鮮で嬉しかったけどその不自然さが笑いを誘う。
「じゃあ闘うか(笑)
でもおまえ弱そうだし…
絶対足手まといだな」
横目で見下ろしながら笑う浅井に、みのりが口を尖らせる。
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