ずっと大好き…この恋は永遠…
『あたし諦めませんから』
そう言われたのは確かだったが…
塚越に向けられた敵意に罪悪感と不安を感じていたが…
どこかで安心していた。
1年前の自分を思い返して…
ただ何もできずに想いを寄せていた自分を思い返して…
きっと塚越もそうするものだと勝手に思い込んでいた。
気持ちがバレるのが怖くて、浅井を指名する事もできなくて
見つめているのがバレるのが怖くて、目が合いそうになると逸らして
ただ、こっそり見つめている事しか出来なかった。
告白してからも自分から連絡するなんて出来なくて…
ただ毎日浅井からの連絡を待っていた自分。
想う事しかできなかった。
塚越もそうだと決め込んで…
だから浅井にも特に言う必要もないと思った。
自分の中に留めておけば、そのうち塚越も教習所を卒業して何も心配なくなると…
そうすれば塚越を傷つける事なく終われる。
自分が少しの間だけ我慢すれば、浅井も何も知らずに終わって、
塚越も変に傷つく事なく次第に浅井を思い出に出来ると思っていたのに…
想像もしてなかった塚越の行動に…
みのりが唇を噛みしめた。
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