ずっと大好き…この恋は永遠…
「またかよ…」
いくら冷たくしないと決めていても、こう毎日だと文句も言いたくなる。
20番車の隣に立つ塚越の姿が、浅井の元々高くもないボルテージを更に下げていく。
一体自分が何をしたんだか聞きたいくらいだった。
もしも期待させる事をしたなら謝ってなかった事にして欲しい。
…なんて無謀な考えにため息が落ちた。
いくらみのりのためだと思っても、そのために塚越に曖昧な態度を取る事にはやっぱりどこか引っかかって…
だけど…
「いい加減解放してくれよ(笑)」
作った苦笑いを見せながら助手席に座った浅井に、塚越が嬉しそうな笑顔を向ける。
「あと2週間くらいは指名しちゃいますよ」
にこにこしながら運転席に座った塚越が、また少し浅井のボルテージを下げた。
あと2週間…
だけど、守りたいものがあるから…
だから―――…
「指名される度に給料が上がる仕組みなら良かったのにな」
窓の外に視線を向けたまま、言葉だけに笑いを混ぜて返した。
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