ずっと大好き…この恋は永遠…
クマみたいなうさぎの絵のオムライスに、アイスティー。
先日一緒にスーパーで買ったトマトときゅうりで簡単なサラダも作ったし、デザートには2人では恐らく食べきれない5つのケーキ。
プラスして、ノルマ1件達成というテンションを上げる事件があったのに…
浅井の向かいでオムライスを食べるみのりの表情はなぜか暗くて…
「どうかした?
オムライスちゃんと上手く出来てるけど?」
料理を失敗したと落ち込んでいるのかと思い声をかけてきた浅井を、みのりが何か言いたげな表情で見つめて…
目を逸らした。
「南商に教習で来たって言ってたけど…
誰…教えてたの?」
みのりの言葉に、明らかに言いにくそうな浅井が見てとれた。
そんな浅井の態度は答えを教えていて、聞かなきゃよかったという思いが浮かぶ。
だけど…
自分が立ち会えない場所で、誰もいない車の中で2人きりでいる事を考える度に大きくなる不安が、思わず口をついていた。
塚越が浅井を好きな事を知っているから…余計に苦しくて…
みのりの胸をじりじりと締め付ける。
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