ずっと大好き…この恋は永遠…



「…塚越と」


分かっていた答えが浅井の口から聞かされると、ずきんと胸が鈍く痛んだのが分かった。


「だと思った。

…塚越さん、どんな感じ?」


「別に普通だよ。

教習中は私語はほとんどしないし…


もう冷めたんじゃねぇ?(笑)」


本気で言っているのか、それとも安心させようと言っているのか…


少し鈍い浅井は前者かもしれないと思いながら、みのりが作り笑顔を返した。


わざわざ電話して宣戦布告してきた塚越がそんな簡単に諦めるなんて考えられる訳ない。


「心配すんなって。

後半月ちょっとであいつも卒業だし。

そしたらもう会う事もねぇし」


そう言ってオムライスを食べる浅井をみのりが見つめていた。


「ケーキはみのりが4つ食べろよな。

つぅか、どう考えても買いすぎだろ(笑)」


そう笑う浅井に落ち込んだ表情がバレないように俯く。





嫌だよ、浅井さん…

塚越さんの事、『あいつ』なんて言わないで。



優しくしないで。

ちゃんと拒絶してよ。



あたしと塚越さんの関係なんてどうでもいいから…




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