ずっと大好き…この恋は永遠…
突き放す言葉
「なんか疲れただけだったな(笑)」
部屋に着くと、浅井が車のキーをぶらぶらさせながらみのりに笑いかけた。
そんな浅井にみのりが笑顔を作る。
いつ話を切り出そうかと悩んでいたみのりだったが、浅井がカフェオレの入ったマグカップを持ってソファに座った時…
少し震える口を開いた。
隣に座っている浅井を見て、ゆっくりと言葉を選びだす。
「浅井さん…話があるの」
「話?なに?」
浅井がみのりと視線を合わせてから、みのりが緊張を感じながら続けた。
「あの…3週間くらい前に、仕事が終わって駐車場に行ったら崇さんが待ってたの。
あたしに会わせたい人がいるって…」
緊張した様子で話し出したみのりを不思議に思いながら見ていた浅井だったが、みのりの言葉に、それが塚越の言っていた話だと言う事が分かった。
みのりの口から告げられようとしている真実に、浅井の心臓が動揺を示す。
嫌なリズムが体中に響いていた。
「で…近くのファミレスに行ったら…悠太がいて…
崇さんの会社で働いてるらしいんだけど…
4年前の別れ方を謝りたかったって言われて…
悠太、あの時すごく大変だったらしくて……」
悠太の話をしている間、浅井はずっと黙っていた。
浅井の視線の先で、マグカップの中のコーヒーが静かに揺れる。
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