ずっと大好き…この恋は永遠…
「…塚越さんと他にもあたしの事話したりするの?」
敵意を向けられた時から、塚越の刺すような視線がみのりの頭から離れなかった。
悠太との事を確認もしないで、浅井に言った塚越は、自分達の間に波風を立てようとしているとしか思えなくて…
そんな言葉が出てきた。
みのりの言葉に浅井がふっと笑って口を開く。
「オレと付き合ってるって知るまではよく話してたよ。
憧れだって言ってた。
でも知ってからは…
さっきの事と学校でのくだらない噂だけかな」
「噂?」
少し表情を歪めたみのりに、浅井が視線を合わせて…また逸らした。
『永井先生と付き合ってる』
なんて事のない噂だと思って話そうとした浅井だったが、みのりにとってはそうじゃない気がして…
続きが言えなくなった。
たかが噂でも本人はきっと…
みのりはきっと傷つくような気がして、みのりの言葉に答えないまま浅井が胸ポケットからジッポを取り出した。
「ちょっとベランダでタバコ吸ってくる」
みのりを気遣って誤魔化した浅井だったが、そんな態度がみのりの不安を駆り立てた。
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