ずっと大好き…この恋は永遠…



「今日はさ、姉ちゃんの式の写真持ってきたんだ。

ほら、遼にぃとみのりちゃん、披露宴出なかったから…」


悟の車に揺られながら、みのりの意識は10分程前にさかのぼっていた。


今更ながら全てをぶつけてしまった自分に小さな後悔が浮かび上がる。




ずっと我慢してたのにな…

塚越さんの事…



でも…もう限界だった。


あたしのためでも、塚越さんに優しくなんかして欲しくなかった。

教習して欲しくなかった。

話して欲しくなかった。


…ちゃんと言って断って欲しかった。




浅井さんの言う、会社での立場が大事なのは分かってる。


だけど…

それ以上に…

他の何よりも大切なものを、一番に守って欲しかった。


…あたしと浅井さんの気持ち。


あたしが浅井さんに守って欲しいのは、2人の想いだよ…


浅井さんがいてくれれば、それ以上に大切なものなんて、あたしにはないのに…



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