ずっと大好き…この恋は永遠…
「…なんで小田切の事知ってるんだよ」
「だって崇さんの会社の社員だぜ?
オレも車いじってもらったりしてるし、よく行くから社員は全員知ってるし」
そう言いながら片手でケータイを開き、ピザの注文を始めた悟に浅井がまた背中を向けた。
みのりの元彼を自分の周りの人が知っているのは少し妙な気分だった。
しかも仲が良さそうな言い方…
「小田切っちはいい奴だし、みのりちゃんを奪略するような事しないから大丈夫だって。
みのりちゃんだって遼にぃの事しか見てないじゃん。
浮気の心配なんか必要ないって」
電話を終えた悟が、再び浅井に話し掛ける。
Lサイズを2枚も注文した悟に呆れながら、浅井が表情を沈める。
「…もうそうゆう問題じゃねぇんだよ」
浮気の心配で落ち込んでいる訳でも
悠太との復縁を心配して落ち込んでいる訳でもない。
落ち込んでいる理由は
すべて自分の言動。
みのりの不安に、気付かなかった自分…
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