ずっと大好き…この恋は永遠…
「浅井さん、部屋にいるの?!」
悟が車を止めたのは、浅井のアパートだった。
みのりの言葉に、悟が真剣な顔のまま頷く。
「あぁ。
とりあえずオレ車置いてくるから先行ってて!
鍵あるよね?!」
「あ、うんっ」
悟に促されて、みのりが車を降りて階段を駆け上がる。
3センチほどのヒールがやけにうるさく、走りにくい。
そんな事が気になりながらも浅井の部屋の前に着いて、少し震える手で部屋の鍵を開けた。
…―――カチャン…
「浅井さんっ」
そしてドアを開けるなり、大きめの声で呼びかけた。
みのりの声が静かな部屋に響いた時、リビングで小さな音がして…
その音を追うように声が聞こえた。
「…みのり?」
何よりも求めていた
浅井の声―――…
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