ずっと大好き…この恋は永遠…
リビングから顔を出した浅井はいつもよりは顔色が悪かったが、きちんと自分の足で立っていた。
「浅井さんっ…
もう起きてて大丈夫なの?!」
脱いだ靴も揃えずに、みのりが浅井に駆け寄って浅井の手を握る。
「どこが悪いの?!」
表情を歪めながら聞くみのりに、浅井が無表情のまま黙って自分の心臓の辺りを親指で指した。
「…ここ?」
浅井の言葉に、みのりが驚いた表情を見せた。
「…心臓?
なんで…病院はちゃんと…」
「心臓じゃなくて…もっと奥」
「…?」
訳が分からず思わずみのりが浅井を見上げると、少しだけ苦笑いを浮かべた浅井がみのりを見つめていた。
「みのりが出て行ってから…ずっとここが痛くてさ…
あまりにも自分が情けなくて、連絡も出来なかった」
浅井が言い終わったのと同時に、みのりのケータイが再び鳴った。
PIPI…PIPI…
メールの着信音にケータイを開くと…
from.悟くん
sub.ごめんね
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騙してごめんね!
遼にぃの凹み具合が
すごかったからさ。
仲直りしてね〜
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