ずっと大好き…この恋は永遠…



「…騙された」


「どうせ悟だろ?

そんな嘘つくのは」


ふっと笑った浅井の顔が、なんだかすごく懐かしく感じてしまって…

ギュッと捕まれたように胸の奥が小さく鳴く。


「みのり、時間ある?

…ちょっと話できる?」


みのりが無言のままゆっくり頷くと、浅井が微笑んで、リビングに戻る。


その後に、少しだけ距離を置いてからみのりが続いた。


ソファに座る浅井の隣に座ると、浅井が深い息を吐いた。


「みのり…こないだ、本当にごめん…」


「…うん」


「オレ…本気で言った訳じゃないんだ。

イライラしてて…それであんな事…

ごめんな。


…傷付けてごめん」


「うん…」


けして力の入っていない正直な言葉が、すっとみのりの中に入り込む。


こんな風に謝られるのは初めてで、どうすればいいのかよく分からなかった。


だけど、隣でしょぼんとしながら謝る浅井がどうしても可愛く見えてしまって…

胸の奥に住み着いた感情が、キュン、とまた小さな声をあげる。


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