ずっと大好き…この恋は永遠…
ふと視線を感じて顔を上げると、じっと見つめてくる浅井と目が合った。
「…なに?」
泣いたせいで、まだ少しだけ鼻声みのりの言葉に、浅井が真面目な表情を向ける。
「手…繋いでもいい?」
「うん…?」
そんな了解なんて今まで取った事もなかったのにと、みのりが不思議に思いながらも頷く。
でも言葉にされると恥ずかしくて…
手を握られただけなのに、やけに照れくさい。
「…キスは?」
「な…んで聞くの?!」
恥ずかしくて顔を赤くしたみのりが聞くと、浅井が真顔のまま答える。
「ケンカしてたし…
嫌かと思って…嫌?」
改めて聞かれると…どうしても返事をしにくい。
わざと恥ずかしがらせて羞恥心を煽っているのか、それとも本当に遠慮しているのか…
でも浅井の目は極めて真面目でふざけている様子は見当たらなくて…
みのりが赤い顔を頷かせた。
顔を上げられずにいると、浅井の手がみのりの頬を包み、俯いたみのりを覗き込むようにキスをした。
触れるだけのキスなのに、すごく恥ずかしくて…
ドキドキが止まらない。
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