ずっと大好き…この恋は永遠…



えっちの後満たされた気分になるのはなんでだろ…



浅井の腕に頭を預けながら、そんな事を思っていた。


黄色と青のランプは、昼過ぎの部屋には必要なかった。


やっと整えた呼吸に浅井を見上げようとしたが、がっちり閉じ込められた腕の中からでは不可能だった。



こうして抱き合っていると、不安も何も存在しない、穏やかな気持ちに満たされる。


日常の生活に必要なエネルギーを満タンにチャージできたような不思議な気持ち。



優しく触れる指に、唇に、大切にされてる事を実感して

強く求められる事に、言葉以上の気持ちに触れられたような、なんとも言えないくらいのうれしさが湧き上がる。


言葉のもっと奥にある感情がお互いの肌から伝わって…

溢れ出す。


幸せでうれしすぎる感情。


「好き」以上の、「愛」以上の言葉にできないほどの想いが…

とめどなく溢れ出して収まる事を知らない。




「…ん?」


少し緩んだ腕の中から浅井を見上げると、浅井がみのりに微笑んだ。



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