ずっと大好き…この恋は永遠…
「なんか…優しかったからどうしてかなって…」
「…いつも優しいだろ」
少し困ったように笑う浅井を、みのりが視線だけ上に向けて見つめる。
「うん。いつも優しいけど…なんか今日はいつもよりもっと優しかったし…
なんか…すごく丁寧だった」
途中から恥ずかしくなってしまって、言い終わったみのりが浅井の胸に顔を埋める。
素肌からはほんのり香水の香りがして、みのりの胸の奥をキューっとさせて、むず痒いような感覚が体中を駆け回る。
そんなどうしょうもない思いにぎゅっと抱きつくと、浅井の胸から振動した声が聞こえてきた。
「…反省してるからそれが出たんかもな」
「…反省してくれてたんだ」
「めちゃくちゃしてた。
…あんな事言うつもりじゃなかったのにって。
塚越の事もみのりの言う通りだったし…
オレが大事にしなきゃなのは、みのりの気持ちなのにな。
みのりの会社の事なんか二の次でよかったのに…」
胸から伝わってくる振動に耳を澄ましていたみのりが、浅井の胸におでこをくっつける。
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