ずっと大好き…この恋は永遠…
遠くで電車の音が聞こえる部屋に、まだ高い位置にある太陽の光が差し込む。
高ぶっていた感情のせいでこんな明るい中で全てをさらけ出してしまった事に、今さらながら恥ずかしい。
「オレ、みのりの事になると冷静な判断とかできねぇのかもな…
…致命的だな」
「それは…いい意味?」
「…さぁ?」
「…好きだからって事?」
「違うかな」
短い会話をしながら、浅井がふっと笑う。
そして、みのりのおでこに唇で触れた。
「好きすぎて…かな」
浅井の言葉が、みのりの気持ちを包み込んで、そのまま苦しいくらいに抱き締める。
締め付けられた気持ちがみのりの言葉を溢れさせる。
「いいよ…
浅井さんが好きでいてくれるなら…傷つけられても大丈夫…」
「もう、傷つけねぇよ(笑)
…傷つけないように努力するし。
…もうあんな想い十分だし」
だいぶ反省している様子の浅井に、みのりが困ったように笑う。
ぎゅっと抱き締めた腕の中から出そうとしない浅井を、みのりも抱き締め返す。
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